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よのな科あしたの学校

第六期 よのな科 授業方針

「現実入門」

 誰にでも人生で未経験なものがあると思います。

 未経験なことが恥ずかしくて、話すことさえできない、あんなこと、こんなこと。

 よのな科では、そういった未経験なものを実感することを通して、ある特定の世界を知ってもらうために、今年度のテーマを「現実入門」とします。

 「現実入門」は、詩人の穂村弘さんのエッセイ「現実入門」からきています。「現実入門」では、海外旅行、占い、合コン、献血、結婚、モデルハウス見学など、穂村さん自身が未経験なものについて、実際に体験してみた感想が、おもしろおかしくまとめられています。

 思い返すと、私深谷の人生の中にも未経験なものがたくさんあります。きっとみなさんの人生の中にも未経験なものがたくさんあるはずです。

 そういったみなさんが未経験そうなものについて、既に経験している方を招いて、そのリアリティ(面白さや苦労など)を聞いて、世の中を知ってもらうとともに、現実に入門をしてもらいます。

 できれば、課外授業で、「現実入門の旅」などもできたらいいなと考えています。

授業一覧

日付 テーマ センセイ
8/17(月) 現実入門 深谷 晃一 氏
9/7(月) ハンディキャップ入門 齋藤 信之 氏
9/14(月) 安保法案入門 伊藤 哲司 氏
10/5(月) 会社入門 増山 英和 氏
10/19(月) 現代アート入門 市川 寛也 氏
11/2(月) 高齢者入門 早船 徳子 氏
12/7(月) 野菜入門 ~「野菜」を掘り下げる~ 久松 達央 氏

 

授業内容

 8/17(月)現実入門

 センセイ:深谷晃一(あしたの学校 よのな科ディレクター)
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よのな科は、「世の中の仕組みや動きを知り、これからの変化に対応できる力を養う」ことを目的とした科目で、今年度のテーマを「現実入門」としています。このテーマは、詩人の穂村弘さんのエッセー「現実入門」を元にしており、人生未経験値が高い穂村さんが42歳で初めて体験したことについて、その感想がおもしろおかしくまとめられています。
 穂村さんに限らず、きっとみなさんにも未経験なものがたくさんあると思います。そこで、みなさんが未経験そうなものについて、既に経験している方を招いて、そのリアリティ(面白さや苦労など)を聞いて、世の中を知ってもらうとともに、現実に入門してもらいます。
 初回の授業は、よのな科のディレクターを務める深谷晃一による「現実入門」です。「現実とは何か。」「現実はどのように見えるのか。」「そして、変わらない現実とは何か。」 前半は、深谷が調べ上げた、「現実の見方、とらえ方」についてお伝えします。後半は、普段、しがない小役人をしている深谷が、これまでの人生の中で直面してきた様々な現実を振り返りながら、世の中の現実について読み解き方を学びます。

<構成>
1 年間テーマ「現実入門」について
2 現実とは
3 世の中の現実
4 まとめ

 9/7(月)ハンディキャップ入門

 センセイ:齊藤 信之 氏

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  斎藤センセイは、高校生の時に事故で両足の自由を失い、車イス生活になりますが、積極的に外へ出ていき、車イスバスケットボールに出会います。その後、福祉の現実を確認するため単身渡米し、車イスバスケットボールでアメリカ南部地区代表になります。

 現在は、水戸を拠点に車イスバスケットボールの普及や福祉のまちづくりに尽力されています。

今回は、そんな斎藤センセイとハンディキャップについて考え、ハンディキャップの現実に入門します。

 

 

 

◆プロフィール◆
  斎藤 信之(さいとう のぶゆき)
  ・水戸市出身
  ・スピニング・フープス・レボリューション(※)代表
  ※本場アメリカで車イスバスケットボールをプレーした斎藤氏が率いるイスバスチーム。
   障害を持つ人も健常者もみんなでイスバスを楽しめる。
  ・車イスをはじめ障がい者理解、福祉のまちづくり、人づくりに尽力している。
  ・あしたの学校では第1期、第2期、第3期で授業を担当している。

  SPININNG HOOPS REVOLUTION
  http://www.sh-revo.com/

 

 9/14(月)安保法案入門

 センセイ:伊藤 哲司 氏(茨城大学)

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 茨城大学の伊藤哲司センセイによる「安保法案入門」です。伊藤センセイの専門は、社会心理学やサスティナビリティ学ですが、いま社会で大きな話題となっている安保法案にも強く関心を抱いて活動されています。
 安保法案は「集団的自衛権」の行使を具体的に可能にしようというものですが、自国のみを守るための個別的自衛権に対して集団的自衛権は、仲間の国が攻撃されたとき一緒に反撃することができる権利のことです。日本は長らく憲法上の制約からそれは行使できないとしてきましたが、この法案によって、国のかたち、それに自衛隊のあり方などが大きく変わる可能性あります。
 私たちは、未来の子どもたちに、どんな日本を紡ぎ出していくべきかを想像し、創っていく責務があると思います。そのため、この法案の行方が決まる前に、みんなで安保法案について考えてみたいと思います。
 今回の授業では、安保法案賛成派・反対派の意見を整理した上で、自分の立ち位置を明確にすることを目指し、安保法案の現実に入門します。

◆プロフィール◆
 伊藤 哲司(いとう てつじ)
  ・1964年生
  ・茨城大学人文学部人文コミュニケーション学科教授
  ・研究分野は、社会心理学、サステイナビリティ学
  ・今回はじめて、あしたの学校の授業を担当する。

 

 10/5(月)会社入門

 センセイ:増山 英和 氏(増山会計事務所)

masuyama 増山センセイは,税理士として専門的な知見から様々な企業の経営指導に携わっており,会社を見極めるスペシャリストです。また,税理士の本業の傍ら,ラジオ番組を持っていたり,バンド活動をするなど,税理士という枠にとらわれず,多様多才な活動をされています。
今回の授業では,センセイの長年の経験から会社のどのようなところを見ればよいのか,会社の見極め方についてお話いただきます。特に,「数字から見る会社の現実」と,「数字から見えない会社の現実」について知ることを通して,会社の現実に入門します。

 

 

 

◆プロフィール◆
増山 英和(ますやま ひでかず)
 ・1962年常陸太田市生まれ
 ・税理士,行政書士,CFP
 ・増山英和税理士事務所所長
 ・TKC全国会中小企業支援委員会委員長
 ・わかりやすくためになる著書・講演やラジオ番組が好評である。
 ・徹底した経営指導や事業承継・相続対策には定評がある。
 ・経営者で構成されるオヤジバンド,「YESBAND」ではベースを担当している。
 ・あしたの学校では,第1期・第2期で授業を担当している。

 

 10/19(月)現代アート入門

センセイ:市川 寛也 氏(筑波大学芸術系助教)

ichikawa 市川センセイは,若干28歳ながらも筑波大学で助教として芸術系の授業を担当する筑波大学のエースです。
 「現代アートは,よくわからない」という話をよく耳にします。「アートは生活に絶対に必要なものか」と聞かれたら,そうではないかもしれません。特に,現代アートは,作品が難解なため,理解しにくい面があります。
 しかし,現代アートを知ると,価値観の多様性や発想の転換に気が付くほか,新しい課題の発見につながるなど,僕らの生活を少しだけ豊かにしてくれます。また,水戸には水戸芸術館という現代アート専門の美術館があることから,現代アートを楽しまなければ絶対に損です。
 そこで,今回は,現代アートとは何なのか,現代社会でアートはどんな意味があるのか,そして,アートは私たちの生活にどんな影響を与えるのかについて学ぶことを通して,現代アートの現実に入門します。

 

(プロフィール)
市川 寛也(いちかわ ひろや)
・1987年水戸市生まれ
・筑波大学芸術系助教
・「コミュニティとアートの関係性」をテーマに研究活動をしているが,それよりも妖怪研究家として全国的に有名。日夜,『妖怪採集』に諸国を漫遊している。
・2013年COREZO賞受賞者
COREZO(コレゾ)「妖怪は地域が語り継いで来た物語,妖怪採集やまちおこしへの活用で,歴史に向き合い,地域固有の文化を創造する、妖怪研究家」賞
・主な論著
「『地域にひそむものたちを考える』記録集―茨城の妖怪文化を探る」(2010年)
「コミュニティ型アートプロジェクトのその後―「小料理喫茶ワシントン」をめぐる生活景の再生を中心に」(2012年)
「参加型のアートプロジェクトによる学びの有効性に関する考察ー《放課後の学校クラブ》の実践研究を通してー」(2015年) など
・今回はじめて,あしたの学校で授業を担当する。

 11/2(月)高齢者入門

センセイ:早船徳子センセイ(岡崎整形外科)

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 早船センセイは,長年にわたり医師として医療の現場に立ち,たくさんの高齢者を診てこられました。また,本業の傍ら,交通まちづくりに積極的に取り組んでおり,高齢者の交通問題にも取り組んでいます。

 現在,高齢化率は甚だしく上昇し,平成40年度には高齢化率が30%を超える推計が出ており,水戸市においても26%を超えるとされています(水戸市第6次総合計画における将来人口の見通し)。

 遠い将来には私たちも高齢者になりますが,近い将来,自分の両親や身の回りの人も確実に高齢者になっていきます。高齢者になると,いろいろな不便が生じますが,特に車の運転ができなくなるなど,移動手段に支障が生じます。移動手段を含めて,私たちは高齢者になったときにどのように生活をするのかについて,今のうちからイメージを持っておくことが重要です。

 そこで,今回は,早船センセイに高齢者の実態をお話しいただくとともに,将来を想像することを通して,高齢者の現実に入門します。

(プロフィール)
早船 徳子(はやふね のりこ)
・1960年生まれ,水戸市育ち
・医師(整形外科・外科・リハ科)
・医師の傍ら,公共交通を通したまちづくりにも取り組んでいる。「スマートまちづくりフォーラム」メンバー
・今回はじめて,あしたの学校で授業を担当する。

 

 12/7(月)野菜入門~「野菜」を掘り下げる~

センセイ:久松達央センセイ(久松農園代表)

hisamatsu 久松センセイは,脱サラ後,農業に転身し,久松農園を設立した元サラリーマン農家です。現在は,年間50品目以上の旬の有機野菜を栽培し,会員消費者と都内の飲食店に直接販売をしています。
 私たちは野菜を毎日食べていますが,普段食べている野菜がどういう環境で育てられ,どういった状況にあるのかを詳しく知っている人は意外と少ないかもしれません。
 久松センセイの著書では,「美味しさの三要素」や「有機野菜の三つの神話」など目からウロコの野菜の現状のほか,「エロうま野菜」など今まで聞いたことがない野菜の新しい捉え方や,「小さくて強い農業」など自身の経営方針が紹介されており,野菜や農業のイメージが大きく変わります。
 そこで,今回は,みんなが知らなそうな野菜の現実を知り,野菜を掘り下げ,生活の中で役に立つ野菜の知識を学ぶことを通して,野菜の現実に入門します。
※写真は久松農園のホームページより

(プロフィール)
久松 達央(ひさまつ たつおう)
・1970年生まれ
・久松農園代表
・1998年 帝人(株)入社
・1999年 独立就農
・「日本一話がうまい農家」として有名
・著書には,
 「キレイゴトぬきの農業論」
 「小さくて強い農業をつくる」などがある。
・今回はじめて,あしたの学校で授業を担当する。
 なお,みとまちな科の須藤文彦ディレクターとは中高の同級生である。

久松農園
http://hisamatsufarm.com/

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